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【1人開業】コーヒー豆は自家焙煎するべき3つの理由【保存必須】 - ひとりでやりたい|カフェの巻

【1人開業】コーヒー豆は自家焙煎するべき3つの理由【保存必須】

商品

こんにちは、マーティーです。

カフェの開業に向けて本格的に行動したい方も、コーヒーは自家焙煎がいいのか、それとも大手コーヒー業者から購入がいいのか、そもそもどこから購入するのがベストなのか、いまいち分からないままカフェの開業を考えている人がいると思います。

そんな方へ向け、当ブログの主旨である「ひとりでやりたいカフェ経営」に適したコーヒーは自家焙煎するべき3つの理由を記事にしてみました。

この記事は以下のような人におすすめ!

・カフェ開業に向けて動き出してはいるが、コーヒーよりもランチをメインに考えている人

・コーヒーをメニューに入れることは決めているが、大手コーヒー卸業者からコーヒー豆の購入を考えている人

・焙煎はやってみたいけど、今からやっても年単位で時間が掛かり大変そうと考えてる人

この記事で紹介するコーヒーは自家焙煎するべき3つの理由を読み、実践することで今後のカフェ営業を少しでも楽にさせ、長く営業できる店舗が出来上がります。

私もガス式の焙煎機による経験は開業直前までゼロでしたが、実際に記事通りに実践したことで、独自のこだわりが詰まったコーヒーが完成し自家焙煎コーヒー店を2店舗+キッチンカー1台を経営するまでになりました。

この記事で紹介する内容は専門的になりますが、実践していくことでカフェの営業だけではなくコーヒー豆に関しての知識も多く得られます。通販や豆の卸業、もちろん豆の販売、ギフト展開と様々な可能性を秘めていますのでぜひ最後まで読んでみてください。

それでは、どうぞ。

焙煎は簡単

コーヒー豆の焙煎と聞くと寿司職人くらい職人技なイメージがあります。
そんなことはありません。設備投資は必要になりますが1日もあれば焙煎機の操作はもちろんのこと、コーヒー豆も普通に焙煎できます。

焙煎は3パターンで充分

大まかに分けてコーヒー豆の焙煎は3パターンに分かれます。厳密には8パターンほどありますが、アナログで絶対値ではなく相対値なので店舗によって解釈が違うこと、飲み比べて8パターン全てお客さんに伝わりにくい時点で商品として必要ないと考えています。
ただし、店主である本人は知識として持っておくべきです。

提供するべきコーヒーの焙煎パターン
➀浅煎り ②中煎り ③深煎り
味、香りの変化が同じ豆でも違うのが分かり商品としての魅力を感じてもらえます

浅煎り(ハイロースト)

フルーティーな味わいと紅茶のような酸味が楽しめる焙煎具合。
ここの焙煎具合を好きな人は全体で見ると2〜3割程度。
しかし、浅煎りの豆を美味しく焙煎できる店舗は少なく(著者目線)ここを抑えることで浅煎り好きなお客さんは必ず通ってくれます。

Pixabay

中煎り(シティロースト)

甘い酸味が残りながら、マイルドな苦味を感じることができる焙煎具合。
普段深煎りのコーヒーを好んで飲んでいるお客さんに薦めると味わったことがない焙煎具合なのでリピーターになりやすい。

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深煎り(フルシティロースト)

苦味がほとんど占めるが、1〜2割ほど酸味が残る焙煎具合。
本来のコーヒーをイメージした味や香りを楽しめますが、程よく酸味を残すのがポイント。
あんこに塩、スイカに塩の効果と同じで美味しい苦味が引き立ちます。

Pixabay

焙煎指導

焙煎機のサイズやスペックはどういう基準で購入すれば良いのか?となりますが、こちらはまた別記事で詳細記事に致します。この記事では自家焙煎の不安を解消するべく焙煎のやり方はどう覚えるのかを教えます。
ズバリ購入先の業者が設置と焙煎指導をしてくれるところで購入しましょう!!
拍子抜けかもしれないですがこの方法でコーヒー豆の焙煎はできます。

私が焙煎機を購入したワイルド珈琲さんは焙煎機の種類にもよりますが、本体購入の値段で設置と焙煎指導をしてくれます。
違う焙煎機が欲しいという方は購入先の業者に問い合わせてください。
私の場合は1日で焙煎指導は終了し今もその技術で店舗を経営し続けています。

最初のうちは小ロッドで数種類の生豆を購入し3パターンで焙煎してください。そこから自分好みの豆が段々分かってきます。6〜10種類くらい販売商品としてピックアップしてください。

原価率低減

生豆から購入することでコーヒー豆を焙煎後に購入するよりも大幅に原価が低減できます。
コーヒーの美味しさは市場を見ると案外値段と比例します。
つまり高いコーヒーほど美味しい傾向にあります。
カフェでコーヒーを提供する時、自家焙煎した場合と焙煎後の豆を業者から購入した場合ではどれくらい原価が違うのか?

自家焙煎の原価率

エチオピアの人気豆イルガチェフG1
生豆で購入:1キロ当たり税込、送料込みで2,000円
生豆は焙煎後は水分が飛ぶので1,000g→800g位になります。
コーヒー1杯に使用する量は15g。約38円の原価になります。

焙煎済み豆を業者購入時の原価率

上記の豆を原価から計算して小売の一般販売の値段設定は
1キロ10,000円(原価率25%)になります。
卸販売の業者売りに対しての値段設定は
1キロ6,000(原価率41%)
になります。
カフェ経営なら業者価格で購入できるので1杯当たり90円の原価ということになります。

倍以上違ってきます。1キロ当たり1,500円でも良質な生豆は購入できるので、組み合わせながら販売すれば原価はもう少しコントロールできます。
ちなみにエチオピアのイルガチェフG1ならば600円でドリンク販売も可能な美味しい豆です。フードメニューで600円の商品を38円の原価で出せる商品を探すのは大変です。コーヒーの質を上げるということはカフェ経営を長く続けさせる手段としてはかなり優秀な方法です。

販路拡大

このブログの主旨からすれば自家焙煎による副産物?と言えるのでしょうか。
生豆から焙煎することで原価率が下がることは説明しました。それによりコーヒー豆を小売り販売しても利益が生まれます。カフェ経営をしながらコーヒー豆販売という新たなビジネスが可能になります。

オリジナルブレンド

自家焙煎の醍醐味といえばオリジナルブレンドの作成です。
お店の顔とも言うべき存在になるので自家焙煎した時には必ず作成しましょう。
お客さんによってはブレンドしか頼まないお客さんもいるくらいです。
オリジナルブレンドは世界でここにしか存在しません。ストレートの豆は生豆を買ってしまえば他店舗の味に近づけることも可能ですがブレンドはそう簡単にはいきません。
豆の特徴を吟味して自分の店舗ではこのブレンドが一番美味しいですと胸を張って言えるようなオリジナルブレンドを作成してください。


ブレンドの作り方に正解はありません。2種類以上の豆を混ぜれば立派にブレンドです。
ブレンドの作り方はまた別記事にします。

カフェ経営店へ卸販売

自家焙煎する前なら、自身がどこからかコーヒー豆を購入する事になります。しかし、自家焙煎を行うことによって立場が逆転します。自身がカフェ経営者へコーヒー豆の販売を行えます。規模的には個人事業のカフェ経営者がターゲットになります。

カフェ経営者も他店とは差別化を図ろうとします。大手のUCCやキーコーヒーでコーヒー豆を入手するのがセオリーになりますが、中には自家焙煎してるカフェにオリジナルブレンドの作成を依頼してくるパターンがあります。他店に差別化も図りつつ、味も自分好みの豆を作成できるとなれば頼んでくるカフェ経営者は多いです。

私も店舗は小さいですが卸販売も兼ねているので他県のカフェとの継続販売、スーパーに商品を置いてもらったりもしています。
すぐに始める必要はなく自身の店舗のブランディングをしっかりやっていけばお声が掛かります。まずは柱のカフェをしっかり経営していきましょう。

通信販売

一昔前に比べると、通販は売る方も買う方も凄く良い環境が整備されてます。
常温での保存、販売が出来るコーヒー豆にとっては対面販売をせず、定休日でも販売可能な通販は売り上げアップを狙えるコンテンツの1つです。
私は4年前からストアーズで販売しておりますがHPの作成自体は簡単ですぐに販売開始しました。

ただ、私自身はネット販売は苦戦してます。SNSしかりですが店舗販売と違い面と向かってない相手に物を売ったり反応をもらうのは難しいです。

しかし全く売れないわけではなく、通販での常連さんも出来たりします。ぜひトライして下さい。

ギフト販売

ギフト販売ですがこれは、ブログの主旨に反して1人でやるのは実際は難しいです。どうしても2人体制が必要なので番外編として記事にします。
紹介する理由としてコーヒーギフトは単価が高く、3月の移動が多い月、母の日、12月のお歳暮と店舗の売り上げ増につながります。

ギフトは見た目が大事で、箱や袋をオシャレに仕上げるので、コストが上がります。
1回の注文で3,000円分のギフト5個の注文やドリップバック100個注文と時間帯によっては1人で対応できなくなります。のしの種類や名前の書き間違えもあったりで贈り物ゆえの難しさが求められます。

工夫次第では1人でやれる内容もあると思うので軌道に乗り余裕ができてから考えても遅くはないです。

まとめ

今回の記事では、カフェ経営する上で、コーヒー豆は自家焙煎するべき3つの理由を説明いたしました。

今回のポイントをまとめると次のとおりです。

まとめ

・自家焙煎は難しい技術ではなく、1日あれば焙煎のやり方は会得できる。

・生豆から焙煎すれば原価率が大幅に下がり利幅が増える。

・自家焙煎により、コーヒー豆の小売り販売や同業者への卸販売、通販、ギフトなど販売経路の拡大が図れる。

ここまで読むば自家焙煎の敷居が下がり、ランチをメインで提供するカフェプランより、数字的なところでかなり現実的なビジョンが描けるようになったのではないでしょうか?

何事にも通じますが、カフェ経営も段取り八部スタート時に軸を決めることによって今後のブレを防止してくれます。
自家焙煎をすることはかなり根幹の部分を下支えしてくれる柱になってくれます。

加えて、自家焙煎を屋号で名乗ることによってカフェ+コーヒー専門店というブランドになります。これは経営者には大きなブランドとなり自身を助けてくれます。ぜひ参考にしてみてください。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

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